アスペルガーですが何か? こっちでも書いておく身の上話(1)
知ってる人は知っている猫艾電介です。
突然このようなカムアウトをしたのは、このブログで障害について書いてないなぁと思っただけに過ぎません。
文面からだと障害だと気づきにくいものですが、実際に持っているものは、現実においてもかなり辛いものがあります。
アスペルガーとの馴れ初め
自分がアスペルガーだと気づいたのは、仕事をやめて福岡に戻った秋口の頃。
当時統合失調症の治療をしていたものの、症状が良くならない上に悪化したり、異なる症状が出るのに不安を感じていたのが始まりでした。
その時に言われたのが『アスペルガー症候群』。
「もしかして」という前置き付きでしたが、これがきっかけで自分も考えるようになったわけです。それまではアスペルガー症候群というのはネットで知る
- 話を聞かない
- 周囲に迷惑をかける
- 人間関係を破壊する
といった非常にステレオタイプな見方をしていました。
さらに自分の周囲にはなぜか知的障害の人と遭遇する機会も多く、連呼や独り言、足を鳴らすなどの行為にアスペルガーの概念がかぶり、とにかく調べつつも苛々させられていました。
『自分もこういうのの一種なのか』『全然違うはないか』
実際に違いましたし、この考えこそが歪んでいました。
アスペルガー症候群をはじめとする発達障害は、別名『自閉症スペクトラム』ともいわれています。スペクトラムとは『連続体・分布範囲』という意味を持ち、同じ自閉症においても異なる症状を持ちながらも連続した、幅広い特性分布をもつ障害なのです。
ネットの診断で見る限りは限りなく黒に近いグレー。とはいえ、あれこれ調べても所詮は素人診断。どう判断するかは医師に委ねる他ありません。
しかし、この意志の診断もまた罠だとは思ってませんでした。
長くなったのでつづく。