深く考えるのをやめた猫艾電介のブログ

特に深く考えず、引用を交えつつ書き綴ってくブログです

企業のブロックチェーン化、そしてノード化を考える

前回の記事でオフィスが本当に必要なのかどうかを考えた。要点としては

『企業に集団で固まることは、思考を固めてしまう』の一点だが、早い話は集団が固まらないような取り組みができないかとも考える。

そこで考えたのが、企業のブロックチェーン化、そしてノード化である。

自分もブロックチェーンについて詳しくわかっていないが、言いたいこととしてはこうだ。

  • 個々(社員)が1企業、1部署として役職を持ち、責任を持たせる。
  • その社員を統括するグループ会社を設ける。

この2点に集約される。現在の企業でも部署があって会社も成り立っているが、よく見ると係長が居て、部長がいたりと1企業として十分機能しそうな作りになっている。

自分の考えたのは既存の取組みをオフィスという概念を除き、クラウドで結べないか。そして部署(ブロック)に対する見方をシビアにできないものかという話だ。

クラウドでオフィスの概念を細分化する

前者であれば既存に当たる「支部」という枠組みを細分化し「部署=支店」とする。一見すると複雑そうに見えるが、メールでのやり取りが恒常化している企業なら箱物としての価値は不動産としての資産以外の何物でもなくなる。

電話番に関しても従来通り支部に直接繋げられるし「1人1部署(会社)」のような取り組みであれば、連絡の転送専門の部署や会社を設けてしまえばいい。

契約解除を容易にし、互いの知識を精査しあう

そして後者。これは言ってしまえば「足を引っ張る企業との取引を切ってしまえ」という話になる。企業の場合、理由があっても中々解雇に踏み切れない部分が存在する。会社としての取り組みや法律上の問題などさまざまだ。
しかし「1人1部署(会社)」であれば解除が容易になり、互いに切磋琢磨できる環境を作り上げられると考える。

福利厚生のない派遣・契約社員はもっと高収入であるべきだ

もちろん足を引っ張れば切ることも容易となる。何かにつけて足切りし、コスト削減も可能だ。
この取組みは既に「契約社員」や「派遣」という形で存在する。そして、同時に派遣を大量に雇ってその場をしのいだり、コストの面から長期雇用しつつも正社員にはしない(理由をつけて契約解除)という悪しき一面もある。

本来であれば短期雇用であれば給与も高額でなければならない。いつでも切り、福利厚生が乏しい代わりに給与は高額である。正社員はその逆だがトータルで見ると契約社員よりも給与が高い。

現在はトータルで鑑みても正社員のほうが安いという話も耳にしている。自分も入社したての頃は契約社員の人より安く、そして作業ばかりが多いことに多少の不満を感じていた*1

正社員あってこその会社であり、契約社員派遣社員は繁忙期の臨時要員として考えられる思考がなければ、後者に関しては成り立たない。
立場がどうあろうと人間には変わりない。安定かその場の収入かもまた、人によりけりだ。

まとめ 「1人1部署(会社)」は技術の先鋭化にもつながる

深く考えすぎたが、現在の会社のあり方をもっと細かくし、日本中に拡散することによってオフィスにかかる費用を削減。なおかつ互いの知識を高められるのではないだろうか。
もちろんコストがかからないわけではないし、セキュリティに関する知識も必要となる。初期コストは決して安くない。あくまで「長期的に見ると安くなるのでは」という見方になる。

なによりこの方法は現在における1人にかかる重責から開放される他、1つの職務や知識に専念できる為に知識をより深く高められる。技術の先鋭化にもつなげられる。
1つ1つの技術の尖りは役に立たないかもしれない。しかし、まとめることで大きな成果に繋がる。

発達障害を持つ人においても複数の仕事がかかる既存の働き方よりも、1つのことに専念できる取り組みとしてありだと思う。
元々、この考え方は「自分が会社を立ち上げた時にどんなものが良いか」を考えた際の妄想にすぎない。なので細かな部分がさっぱりなのはご了承いただきたい。

人間生きていれば働くなりして収入を得て生活する必要がある。
「人生修業なり」と仕事の苦しみをごまかすよりも「仕事って楽しい」と思考洗脳なく思える会社にしたい。そう考えてしまうのは今のままならない現状あってのことだろうか。

*1:結局体を壊して1年でやめてしまった。