深く考えるのをやめた猫艾電介のブログ

特に深く考えず、引用を交えつつ書き綴ってくブログです

文章にお金を取りたくなるのは生活のため……だけではない。

たまに「文章なんてだれにでも書けるから、お金取るのっておかしくね?」という話がある。

確かに母国語であれば(学んでいれば)だれだってかけるし、英語や中国、フランス語と書ける人もいる。その部分だけは事実と考えている。

ただ、その文章が伝わらなければ意味が無い。対価をもらうというのは責任を負うだけではなく、その文章に「万人に伝えられるだけの価値を付与する」と考えている。

どのような考えを持っていて、どうありたい、どうしたいのか。

 

考えや思いを言葉で表現し、なおかつ他の人に伝えるのは難しい。文章を伝えられるように構成を考え、執筆するのがライターであり、よりわかりやすく添削するのが編集だと自分は考えている。

わかりにくい文章

例えば株式会社LIGの代表あいさつ。アレを見て意味が分かる人がどれだけいるだろうか。

LIGにおけるリアルとは?
それは限りなくフリーダムでアジャイル、そしてイノベーティブなものだと考えています。シュリンクされたバジェットをどのようなスキームで獲得していくのか、そのオポチュニティマネージメントこそが鍵です。挑戦を続ける事によりPDCAを回し、常にイニシアチブを取りながらインタラクティブに物事を考え、オーソライズしていく。LIGのリアルとはそういった想いの先にあるものなのです。ジャストアイデアですが。

 

liginc.co.jp


あくまで意味がわかるのであって「あー、わかるわかる」ではない。文章は伝わってなんぼだと考えている。
伝わらない文章はそれだけで読む気が失せてしまうし、その言葉や翻訳した内容を知っている一部だけにとどまってしまう。

なお、上の文章は翻訳すると多分したのような形だと思う。

LIGにおける現実とは?

それは限りなく自由で俊敏、そして革新的(イノベーティブ)なものだと考えています。企業が大切にしている経費をどのような計画や段取りで獲得していくのか、その営業案件管理・個別商談管理こそが鍵です。挑戦を続ける事によりPDCA*1を回し、常に先手を取りながら相手の立場で物事を考え、認めていく。LIGの現実とはそういった想いの先にあるものなのです。今思いついたことですが。

面白く伝えるのはひどく難しい

読めなければ面白さは伝わらない。

しかし、翻訳した文面を見て面白いかどうかというと、そんなことはない。むしろ形苦しくて窮屈な印象を抱いた人もいるだろう。

文章とは難しいもので、捉えられ方によっていかようにも違う反応が帰ってくる。喜びも怒りも、そして意図しない見当違いな発言も含めて。

だからこそ文章は難しいし、勉強だけではなく「如何に読んでもらえるか」という点ではバラエティの要素や時事ネタを取り入れていく必要も出てくる。

なので無料でやれと言われても難しいし、見る人が見ればぼろが出ているという点は肝に銘じている。

とあれ、難しい難しいと言っても仕方がない。少しでも良い文章に近づきたい。言葉を届けたい。そのためには正当な対価をもらい、真摯に取り組んでいけたらと考えている。

*1:Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)